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猪狩哲也税理士事務所
所長 猪狩哲也
事務所
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福島県いわき市平字菱川町5−4
電話番号 0246-35-3331
FAX番号 0246-35-3332

2010年2月号   
利益管理に活用したい変動損益計算書について
変動損益計算書とは、すべての費用を、
売上に伴って増減するものか→ 変動費
     それ以外         → 固定費   に分けて表示している損益計算書です。
 通常の損益計算書は
       売上高 - 原価 = 売上総利益
                 売上総利益 - 経費 = 経常利益

 変動損益計算書は
       売上高 - 変動費 = 限界利益(粗利益)
                  限界利益 - 固定費 = 経常利益

変動損益計算書は、次のように活用します。
@変動計算書から予測できること
T:目標利益達成のための必要売上高 
U:社員を一人採用したときの利益変動
V:限界利益の変動と利益の変化の関係

目標利益達成のための必要売上高の求め方について考えます。
これは、固定費に必要利益を加えて計算します。次の計算で求めます。

    

A損益分岐点売上高
 損益分岐点とは、固定費を限界利益で回収した点(固定費 = 限界利益)、要するに
 経常利益が0円になる点をいい、この時の売上高を損益分岐点売上高といいます。
 つまり、損益トントンとなる売上高です。
 限界利益が損益分岐点を超えることにより、内部留保ができ、また借入金の返済や設備投資の
 資金を生み出すことができます。
 適正利益を確保するための、損益計算書の着眼点をあげます。
(1) 売上はいくら増加できるか
(2) 限界利益率はいくら増加できるか(逆に、原価率をいくら圧縮できるか)
(3) 固定費をいくら圧縮できるか

また、変動損益計算書は、売上と粗利益の増減だけでなく、例えば、限界利益率を
商品別や店舗別につかむこともできます。
その結果、経営上の課題を発見することも可能です。
一番業績を上げていると考えていた商品や部門、店舗が、実は思った程の業績ではない…
などが、わかることがあります。

毎月の月次データの「変動損益計算書」もう一度、ご覧ください。


 
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