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猪狩哲也税理士事務所
所長 猪狩哲也
事務所
所在地
〒970-8026
福島県いわき市平字菱川町5−4
電話番号 0246-35-3331
FAX番号 0246-35-3332

2010年11月号   

どうして正しい記帳が必要なのか

今月は、「どうして正しい記帳が必要なのか」について考えてみましょう!
毎日、正しく帳簿をつける(記帳する)ことは、大変かもしれません。
が、しかし、毎日きちんと記帳をし、その会計帳簿をもとに作成された決算書や
税務申告書は、自社の信用を高めます。

次のようなことに心当たりは、ございませんか?
・現在、どれだけ利益があるかわからない
・現金、預金、借入金などの資産・負債がいくらあるかわからない
・頭の中で描いていた業績と実際の数値がかけ離れている
・数か月まとめて記帳するため、取引の漏れや間違いが多い
・金融機関からの評価が低いようだ
これらの原因のひとつに、日々の記帳がしっかりできていないことが考えられます。

平成14年6月に中小企業庁が公表した「中小企業の会計の関する研究会報告書」では、
「記帳の考え方」について、次のように言及しています。
「会計帳簿の信頼性の確保のため、信頼性のある記帳が重要である。記帳は、整然かつ
明瞭に、正確かつ網羅的に行わなければならない。また、記帳は適時に行わなければならない」
@整然かつ明瞭に とは、
商法、会社法にもあるように、会計帳簿、整然かつ明瞭に記録されることで、債権者等の関係者が、計算書類の内容を明確に理解するように記載すること。
A正確かつ網羅的に とは、
事実をゆがめることなく、また記録すべき事象について余すところなく記帳すること。
B適時に行わなければならない とは、
記載すべき事実が発生した後、速やかに記帳すること。記録が遅れれば遅れるほど、記録を誤る可能性が高くなることから、日常の取引を適時記帳する。
C商法・会社法における記帳について
商法、会社法には、「適時」「正確」という記帳条件が盛り込まれています。
・商法第19条第2項
商人は、その営業のために使用する財産について、法務省令に定めるところにより、適時に正確な商業帳簿(会計帳簿及び貸借対照表をいう。以下同じ)を作成しなければならない。
・会社法第432条
株式会社は、法務省で定めるところにより、適時に正確な会計帳簿を作成しなければ、 ならない。
当事務所では、決算申告の際に「記帳適時性証明書」を提供しています。

 


 
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