（猪狩）
今回は、株式会社　けん家さんにお伺いしました。
現在、平の谷川瀬で「季節料理と旬の肴　けん家」を経営なさっています。
早速ですが、社長の経歴から、お聞かせください。

（武田社長）
勿来の会社で6年間、製造現場で働いていました。当時は3交代勤務でした。
自分で何か商売をしたいと考えていたのですが、魚が好きだったこともあり、魚の基本を勉強したいと思い、平のお寿司やさんの門を叩きました。
　最初、親方には断られたんです。当時、私は25歳になっていて、18〜19歳の先輩の下で修行を始めなければならないし、それは耐えられないだろうと言われましたね。給料も勿来の会社の半分になったんですが、もう、勿来の会社も辞めていましたので、後が無かったんです。親方もその意気込みを買ってくれて、採用してもらえました。
　最初の2年ちょっとは本店の寿司や、その後、系列の居酒屋で3年、回転寿司やで5年、計10年お世話になりました。

（猪狩）
当時、一番苦労されたことは何ですか？

（武田社長） 最初の2年間は、やはり、大変でしたね。まったく経験の無い世界に飛び込んだわけですから。でも走り出したわけですから、何とか乗り切りました。 （猪狩） 製造業と飲食業の2つを経験されたことは、今の経営に生かされていますか？ （武田社長） 製造業の会社の皆さんにはお店に来ていただいてますし、人脈を築く点で良かったと思います。社会勉強もさせていただきました。

（猪狩）
製造現場で働いていらした当時と現在では、何が違っていますか

（武田社長）
製造現場で働いていた当時は年齢が若かったこともあり、「やらされている」感覚が強かったと思います。この世界は自分で望んで始めたので、「自分からやっている」のと「やらされている」ことの違いは一層強く感じます。

（猪狩）
今の仕事を選んだ理由を聞かせてください。

（武田社長） 「やりがい」がありますね。やればやっただけ、自分に跳ね返ってきますし。その中で、好きな魚の仕事、商売ということで今に繋がっている気がします。

（猪狩）
将来的にこの会社をどのようにしていきたいですか？

（武田社長） 今の店舗が借家なので、自社所有の物件で経営したいなという希望はあります。 　今の店舗の立地が非常にいいので、それに負けないくらいの立地が条件ではありますが。

（猪狩）
最後に、お店のPRをお願いします

（武田社長）
まだまだ、売り出し期間中ですので、お気軽に、一度、足をお運びいただければ、と思います。

（猪狩）
本日は、ありがとうございました。


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